転職活動の進め方|失敗しないための5つのステップを徹底解説【経験談あり】

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私は大学を卒業して就職し、ITエンジニアとして1社に約20年務めていました。その後に転職し、現在の会社に勤めています。「転職したいけど、何から始めればいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。なかなか重い腰が上がらなかった私の経験を踏まえ、転職するまでの5つのステップをご紹介したいと思います。

私自身の実体験も交えながら、再現性の高い流れを意識してまとめています。
これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。


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ステップ1.自分を棚卸しする

転職活動の最初の一歩は、「自己分析」です。
具体的には、以下の2つを整理していきます。

  • 今までのキャリア・スキル
  • これから目指したい方向性

たとえば私の場合、20代ではシステム開発(主にJava)に没頭していましたが、30代に入ってからはマネジメントや売上管理などの割合が高くなっていき、自分がやりたい仕事とのギャップが生まれていきました。単に「今の仕事が嫌だから」と転職を考えると、また同じような不満にぶつかる可能性があります。

どんな仕事が自分に合っているのかどんな働き方を理想としているのかを、しっかり考える時間を持ちましょう。

自己棚卸しのポイント

  • これまで携わったプロジェクトと役割をリストアップする
  • 得意なこと、苦手なことを明確にする
  • 仕事で嬉しかったこと、辛かったことを振り返る

書き出してみると、意外と自分の強みや希望がはっきりしてきます。


ステップ2.市場をリサーチする

次に、自分のスキルや希望が今の転職市場でどう評価されるのかを調べます。
ここで怠ると、「理想と現実のギャップ」に苦しむことになります。

例えば、インフラエンジニアとして経験を積んできた人が、いきなり未経験のWebマーケターになろうと思っても、すぐには難しいかもしれません。
一方で、クラウド(AWS、Azureなど)に関連するスキルがあれば、インフラエンジニアとしても非常に高い需要があります。

市場リサーチの具体例

  • 転職サイトの求人情報を定期的にチェックする
  • 友人や同僚、SNSで業界の最新動向を聞く
  • 気になる企業の採用ページを覗く
  • 転職エージェントと面談する(おススメ!)

自分のスキルが「売れる」のか、「足りない」のか、冷静に判断する必要がありますが、なかなか市場調査は面倒なものです。そこで私がおススメするのは、転職エージェントに登録して面談をすることです。なぜなら、転職エージェントは常に最新の市場情報を持っており、こちらの希望する条件が現実的なものか即座に判断してくれます。まずはカジュアルな面談を設定してくれるエージェントも多々ありますので、まずは応募してしまうのが最短距離だと思います。


ステップ3.スキルアップ・準備をする

市場リサーチを通じて「あと一歩足りない」と感じたら、すぐに行動に移しましょう。
例えば、

  • 資格取得(AWS認定、PMP、情報処理技術者試験など)
  • ポートフォリオ作成(特にWeb系やクリエイティブ系)
  • GitHubやQiitaなどでアウトプット

転職するということは、これまでと違う業種、技術に関わる機会が増えます。その際に、自ら学んで取り組むことができるかが問われてきます。希望する業種や役割があるのでしたら、自己研鑽が必要になります。私自身も転職を意識したタイミングで改めてJavaやDBの基礎の勉強を始めました。

「準備が整ってから動く」のではなく、動きながら準備を整える意識が大切です。


ステップ4.エージェントや求人サービスに登録する

いよいよ、転職活動を本格的にスタートします。
今は転職エージェントやスカウトサービスが豊富にあります。基本的に転職者側に費用負担はありません。転職が決まらなくても、決まってもすべて無料です。私は1社のみ登録しましたが、複数のサービスに登録することもアリです。
なぜなら、エージェントによって持っている求人情報や得意分野が違うからです。

おすすめの使い方

  • エージェントから客観的なフィードバックをもらう
  • 自分では見つけられない非公開求人を紹介してもらう
  • 面接対策や履歴書・職務経歴書の添削を受ける

転職サイトだけでは得られない「生きた情報」をエージェント経由で得られるのも大きなメリットです。


ステップ5.面接・内定・退職交渉まで一気に駆け抜ける

最後のステップは、実際に応募し、面接を受け、内定を得るフェーズです。
ここで意識しておきたいのは、スピード感を持って動くこと

特にIT業界は、企業の採用熱もタイミングに左右されます。
「いいな」と思った企業があったら、躊躇せずに応募しましょう。企業との面談のため、仕事の調整も大事になってきます。

また、内定後の「退職交渉」も一つのハードルです。
引き留められる可能性もありますが、冷静に、感情的にならず穏便に進めることが大事です。

私の経験では、以下の点を意識するとスムーズでした。

  • 直属の上司に転職活動していることを伝える(面談日程調整がスムーズになるよう根回し)
  • 引き継ぎ計画を自分から提案(自分の希望する時期に退職できるように動く)
  • 感謝の気持ちを忘れず伝える(円満に退職することで気持ちよく新しいキャリアに踏み出せます)


まとめ

いかがでしたでしょうか?
転職は「勢い」も大切ですが、準備と情報収集が成功の鍵です。

改めて、今回ご紹介した5つのステップを振り返ります。

  1. 自分を棚卸しする
  2. 市場をリサーチする
  3. スキルアップ・準備をする
  4. エージェントや求人サービスに登録する
  5. 面接・内定・退職交渉まで一気に駆け抜ける

転職は人生の大きな転機です。
だからこそ、焦らず、しかし着実に進んでいきましょう!

私自身も、転職を通じて市場やキャリアの視野が大きく広がりました。
皆さんにも、より良い未来が待っていることを心から願っています!

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